最近、野菜にもこだわりのブランドが増えてきているのをご存じですか。
姉崎だいこんもそんなブランド野菜の一つです。
普通の大根もおいしいけれど、ブランド大根なんてちょっと気になりますよね。
今回は、煮ても焼いてもおいしい姉崎だいこんについてご紹介したいと思います。
姉崎だいこんの特徴は?
姉崎だいこんとは、千葉県市原市の姉崎地区で収穫されるブランド大根です。
姉崎だいこんの特徴は、
- 甘味が強いこと
- 芯まで真っ白くつやがあること
- 火の通りが早いのに煮崩れしにくいこと
などが挙げられます。
姉崎だいこんの甘さの秘密は?
姉崎地区は、冬には千葉県内でも冷え込みの激しい地域です。
霜が下りることも多く、寒さで大根の葉が縮んでしまうほど寒いことから、大根の栽培には向かないんじゃないかっていうくらいの環境なんだそうです。
ところが、そんな寒~い中で、姉崎だいこんは凍らないように糖度を高めようとするんです。
冬の冷え込みこそが姉崎だいこんの甘さの秘密なんですね。
姉崎だいこんの白さの秘密は?
姉崎地区の土壌は富士山の火山灰が降り積もってできた「黒ボク土」です。
黒ボク土は、
- 有機物が多く栄養たっぷり
- 保水性・透水性がいい
- 土が柔らかい
などの特徴を持っており、植物や農作物の栽培に適した土なんです。
そのため、姉崎だいこんは豊かな土壌の中で真っ白く、みずみずしく育つというわけです。
姉崎だいこんがブランド大根になった要因は?
姉崎だいこんがブランド大根として有名になったのは、味や食感だけでなく、大型機械による洗浄・選別を導入したからだとも言われています。
機械の導入によって一定の品質を保ちながら大量出荷できるようになったこと。
そして2時間で東京に出荷できる立地もあり、姉崎だいこんは全国に知られるようになりました。
さらに2013年には日本農業賞の特別賞を受賞するなど、ブランドとしての実力をメキメキつけている姉崎だいこん。
そんな姉崎だいこんのおいしい食べ方をご紹介していきますね。
姉崎だいこんを使った絶品レシピ
姉崎だいこんはみずみずしく火の通りが早いのですが、煮くずれしにくいという特長を持っています。
さっと煮てもよし、しっかり煮込んでもよしのレシピをそれぞれご紹介します。
大根のしゃぶしゃぶ
ピーラーで薄く削いだ大根をさっとしゃぶしゃぶにしてどうぞ。
◆材料
豚肉
大根
人参・水菜・にらなどお好みの野菜
だし汁(水・昆布・酒)
または好みの鍋つゆ
つけだれ(お好みで)
◇作り方
1、野菜を切る。大根を15cmほどの長さに切ってから、ピーラーで削ぐ
2、鍋にだし汁を煮立て、豚肉を入れる
3,、豚肉に火が通ったら野菜と大根を入れさっと煮ていただく
裏技!ぶり大根
定番のぶり大根ですが、こんにゃくを入れることでぶりの臭みを消しうまみを引き出すことができます。
◆材料
ブリの切り身
大根
こんにゃく
煮汁(だし汁、しょうゆ、みりん、さとうなど)
◇作り方
1、煮汁で大根を煮る
2、熱湯をかけたブリを鍋に加える
3、薄切りにしたこんにゃくも入れる
4、20分ほど煮込んで出来上がり
大根のチーズ照り焼き
煮込んでもおいしい姉崎だいこんですが、大根ステーキ風にしても◎です。
◆材料
大根
とろけるチーズ
照り焼きのたれ(しょうゆ、みりん、さとう)
小麦粉
◇作り方
1、大根を1cmの輪切りにして小麦粉をまぶす
2、油をひいたフライパンで両面焼いていく
3、照り焼きのたれを入れ、蓋をして蒸し焼きにする
4、チーズをのせて溶けたら出来上がり
終わりに
千葉のブランド大根「姉崎だいこん」についてご紹介してきました。
甘味が強く真っ白な姉崎だいこん、手に入ったらぜひいろいろな食べ方で楽しみたいですね♪