レジ袋有料化を前に、以前よりエコバッグを使う人が増えてきています。
食料品を入れることが多いエコバッグは、汁もれや野菜くずなどで予想以上に汚れやすいもの。
清潔に使うためには、エコバッグも定期的な洗濯が必要です。
今回は、エコバッグの洗濯の頻度や洗い方についてくわしくご紹介したいと思います。
エコバッグの洗濯の頻度は?
エコバッグの洗濯の頻度は、できれば1週間に1回以上がおすすめです。
エコバッグを使う機会が多いほど、洗濯も必要になります。
できるだけ頻繁に洗濯するに越したことはありませんが、かと言って毎日洗濯するのも手間がかかるものです。
エコバッグを洗わない日は除菌シートなどでバッグの中をふき取った後、よく乾燥させておきましょう。
洗えない素材のエコバッグの場合は、アルコール消毒スプレーで汚れをふき取るだけでもOKです。
エコバッグの汚れは、肉や魚からの汁もれや野菜の泥だけではありません。
温かいお惣菜、野菜、冷凍食品から出る水滴など、エコバッグにはとにかくいろいろな水分がしみこんでいます。
水分で湿ったエコバッグは雑菌が繁殖しやすくなり、目に見えない汚れや臭いの元になってしまうのです。
汚れが見えなくても、エコバッグは思った以上に汚れています。
雑菌を繁殖させないために、定期的にエコバッグを洗うようにしましょう。
週末にはエコバッグも洗濯するなど、自分でルールを決めておくといいかもしれませんね。
エコバッグの洗い方は?
エコバッグは素材や商品によって洗い方が異なります。
洗濯表示を参考に洗えるかどうか、手洗いか洗濯機Okかなどを確認してみてください。
内側がアルミになっている保冷タイプのエコバッグは、洗濯不可になっているものが多いと思います。
洗えるエコバッグについては、以下のように手洗いするのが基本になります。
ポリエステルのエコバッグの洗い方
ポリエステルのエコバッグは、低温で手洗いするのがコツです。
水~30℃くらいのぬるま湯に中性洗剤を溶かし、押し洗いするようにします。
しわをのばして、陰干しで乾燥させます。
ナイロンのエコバッグの洗い方
ナイロンのエコバッグも熱い弱いため、低温で手洗いします。
中性洗剤を使って押し洗いした後、陰干しで乾燥させます。
綿のエコバッグの洗い方
綿のエコバッグは、ポリエステルやナイロンよりも洗濯で縮んでしまう可能性があります。
型崩れもしやすいため、手洗い後しわをよく伸ばして形を整えてから乾燥させます。
エコバッグは洗濯機でも洗える?
エコバッグによっては、洗濯機で洗うことができるものもあります。
洗濯表示で洗濯機OKのマークがあれば、以下の点に注意しながら洗濯することができます。
ポリエステル、ナイロンのエコバッグを洗濯機で洗う場合は、ネットに入れて手洗いコースで洗うようにします。
脱水しすぎるとしわになりやすいため、脱水時間は短めがおすすめです。
また、ポリエステルやナイロンのエコバッグを他の洗濯物と一緒に洗うと、色落ち、再汚染(汚れが他の洗濯物に移ってしまうこと)の可能性がありますので気をつけましょう。
綿のエコバッグは、洗濯機の使用で縮んでしまうことがあります。
ポリエステル、ナイロンのエコバッグと同様、洗濯ネットに入れて弱水流で洗うことをおすすめします。
手軽に洗えるのが洗濯機のメリットですが、縮みやしわになりやすいのがデメリットですね。
洗えてたためるコンパクトなエコバッグ
エコバッグを清潔に使うにはなるべく頻繁に洗ったほうがいい、というのは理解できます。
でも、忙しい毎日にエコバッグまで手洗いしていられない、という人も多いのではないでしょうか。
そこで、今後エコバッグを選ぶ時には洗濯機でじゃぶじゃぶ洗えるかどうか、という点を重視して選ぶのもおすすめです。
例えばこのようなエコバッグなら、コンパクトにたためるし、洗濯機で丸洗いすることができます。
また、エコバッグを汚さないために、
- 汁が出やすいものはポリ袋に入れる
- 温かいもの、冷たいものをできるだけ遠ざけて水滴がつかないようにする
- エコバッグの中で食品がひっくりかえらないようにバランスよく入れる
- 食料品、日用品のエコバッグを分ける
などの工夫をすることも大切です。
農林水産省「賢く楽しくお買い物!~エコバッグでも食中毒予防~」https://t.co/0kFfXFwa9d pic.twitter.com/LYgw846vGc
— 全国スーパーマーケット協会 (@newsuper_jp) June 26, 2020
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おわりに
エコバッグの洗濯の頻度についてご紹介してきました。
まとめ
- なるべく頻回に、できれば週1回以上の洗濯がおすすめ
- エコバッグは予想以上に雑菌などで汚れているから
- 洗濯表示を参考に洗濯する
コンビニやスーパーの店員さんが、お客さんの持参するエコバッグの汚れや臭いに困っているという話もあります。
ちょっと手間はかかりますが、清潔なエコバッグでお買い物するようにしたいですね。