大人も子どもも大好きなハンバーグは、家庭で作ることも多いメニューですよね。
でも、がんばって作ったはずなのにボロボロになって崩れてしまう、なんてこともよくあるのではないでしょうか。
ハンバーグがボロボロになってしまうのにはいくつか原因があります。
つまり、原因とちょっとしたコツがわかれば、誰でも美味しいハンバーグを焼くことができるってことです。
今回は、ハンバーグがボロボロになる原因とうまく焼くコツ、失敗した時のリメイク方法について詳しくご紹介したいと思います。
ハンバーグがボロボロになる原因は?
ハンバーグを焼いたらボロボロになって崩れてしまう原因はいくつか考えれます。
ハンバーグがボロボロになる原因
- こねが足りない
- つなぎが足りない・または多すぎる
- 野菜が多い
- 肉の油脂が少ない
- 成型で空気が入っている
この原因の中で一番ありがちなのが、ハンバーグのタネのこねが足りないということです。
その他にも原因はいろいろありますが、こね方をマスターすればジューシーでふっくらしたハンバーグを誰でも焼くことができる確率がぐっと高くなるんです。
それじゃあ、どうしたらボロボロにならずに美味しいハンバーグが焼けるのか。
次章で詳しくみていきましょう。
ハンバーグ作りのキモは、タネのこね方にあり♪です。
ハンバーグをうまく焼くコツは?
ハンバーグをうまく焼くためのこつは、タネのこね方がキモになります。
ハンバーグのタネをこねるコツ
まずひとつ目のポイントは、最初にひき肉に塩だけを入れてよくこねることです。
こねていくと粘りが出てきますが、これは肉のタンパク質が塩で溶けだして絡み合い、まとまってくるためです。
この時につなぎが入っていると肉がまとまりにくくなってしまい、焼いた時にボロボロになってしまう原因になってしまいます。
まずは、ひき肉に塩だけ入れて粘りが出てくるまでよくこねるようにしましょう。
ひき肉に粘り出てまとまってきたら、他のつなぎを入れていきます。
つなぎを入れる順番は、まずは卵からです。
理由は、卵と一緒にパン粉や玉ねぎを入れてしまうと、卵の水分がひき肉ではなくパン粉や玉ねぎに吸い取られてしまうためです。
卵を入れたら、またよくこねて混ぜ合わせていきます。
卵がなじんだら、パン粉や玉ねぎは順番を気にせずに入れてしまってOKです。
つなぎを全部いれたら、粘りが出て白っぽくなるまでよ~くこねていきましょう。
ココがハンバーグのタネ作りの一番のポイントです。
しっかりとこねることで、ボロボロにならないハンバーグをうまく焼くことができると思います。
手が冷たいけど、がんばってこねていきましょう♪
ハンバーグのつなぎの分量
つなぎの量が少なすぎるとンバーグがうまくまとまらず、ボロボロに崩れることがあります。
また、卵や牛乳が多すぎて水分が多い場合も、まとまらずに崩れてしまうことがあります。
目分量で作ることの多いハンバーグですが、どれくらいの分量のつなぎを入れたらいいのか、手元の料理本2冊を確認してみました。
本Aのレシピ
合い挽き400gに対して、
塩小さじ2/3、パン粉2/3カップ、牛乳大さじ4、卵1個、玉ねぎ1/2個
本Bのレシピ
合い挽き450gに対して、
塩小さじ1、パン粉1カップ、牛乳大さじ2、卵1個、玉ねぎ大1/2個
いかがでしょうか。
ご自分がいつも入れている分量と比べて、「パン粉ってそんなに入れてもいいの?」「卵入れすぎてたわ」と感じた場合は、つなぎの量を調節してみるといいかもしれません。
ハンバーグはきっちり計ったりしなくてもちゃんと作ることができる料理ですが、大体の目安として参考になさってみてくださいね。
玉ねぎ以外の野菜をハンバーグに入れる場合
ハンバーグに人参やピーマンなどを細かく刻んで入れることもありますよね。
ハンバーグに玉ねぎ以外の野菜をあれこれ入れる場合、野菜の量が多すぎるとまとまりが悪くなってしまいます。
野菜をよく炒めて水分を飛ばしてから、タネに入れてよくこねるようにしましょう。
ハンバーグに油脂が足りない場合
ハンバーグにするひき肉は、牛でも豚でも合い挽きでもOKですが、ひき肉の油脂分が少ないとボロボロになってしまいます。
赤身肉が多いひき肉だったら、タネにバターやオリーブオイルを入れることでジューシーなハンバーグを作ることができます。
赤身肉のステーキ風ハンバーグもおいしいんですけどね。
成型で空気を抜く
ハンバーグを成型する時にしっかり空気を抜かないと、焼いたときに割れたり崩れる原因になってしまいます。
成型の時には、両手でキャッチボールのようにペタペタして、よく空気を抜いてから焼くことがポイントです。
ハンバーグがボロボロにならない裏技
いろいろ試してもどうしてもハンバーグがボロボロになってしまう時は、タネに片栗粉を入れるとまとまりが出ます。
タネに加えずに、成型した後に片栗粉をまぶしてもOKです。
片栗粉を使うと崩れにくくはなるんですが、ハンバーグというより肉団子っぽくなってしまうデメリットも・・・。
片栗粉を使う時には、あえてごま油で中華風ハンバーグにしちゃってもいいかもしれませんね。
ハンバーグがボロボロになった場合のリメイク料理は?
せっかく作ったハンバーグがボロボロになって崩れてしまった!
ハンバーグとして食卓に出すのはちょっと・・・という場合、リメイク料理で何とかうまく乗り切りたいもの。
でも、ハンバーグのつもりで作っているわけですから、今更ミートソースにしたり、チャーハンにしたりはできませんよね。
そんな緊急事態に、ハンバーグの替わりのメイン料理になるリメイクメニューをご紹介します。
多めのソースでまとめてハンバーグ風つくね
ボロボロになっても味はハンバーグです。
フライパンにそのまま多めのソースを作って、なんちゃってハンバーグにしちゃいましょう。
トマト缶があればトマトソース、しょうゆベースの照り焼ソース、焼肉のたれとマヨネーズでこってりソースなど、お好みのソースで強制的にボロボロのハンバーグを一体化させてください(笑)
じゃがいもや人参、いんげんなどの野菜と炒めちゃう
レンチンした野菜と炒めて、肉団子の感覚でメイン料理にしましょう。
味付けはお好みで、片栗粉でとろみをつけてもまとまりが出るのでおすすめです。
ホワイトソースでグラタン風
今日は洋風おかずの気分で準備してたのに・・・。
そんな場合には、ホワイトソースでクリーム煮にしたり、チーズをのせて焼いてグラタン風にしたりしてはいかがでしょう。
ボリューム満点、高カロリー選手権優勝メニューの出来上がりです♪
終わりに
ハンバーグがボロボロになって崩れてしまう原因とうまく焼くコツ、失敗した時のリメイクメニューについてご紹介してきました。
一番のポイントは、ハンバーグのタネをよくこねることでしたね。
私もハンバーグはよく作るんですが、手が冷たいしついつい手抜きであまりこねずに焼いてしまうことも多いです。
でも、やっぱり丁寧に作ったハンバーグはおいしいですよね。
よ~くこねて、ふわふわジューシーなハンバーグを作れるといいですね♪