プレゼントやちょっと手をかけたいおやつに、手作りクッキーはぴったりですよね。
でも、せっかく焼いたクッキーがなんだか粉っぽくてちょっと残念なお味に・・・なんてこともあるのではないでしょうか。
実は、ちょっとしたコツで手作りクッキーが粉っぽくなるのを防ぐことができるんです。
今回は、手作りクッキーが粉っぽくなる原因とうまく焼くコツについてご紹介したいと思います。
手作りクッキーが粉っぽくなる原因は?
手作りクッキーの焼き上がりが粉っぽくなってしまう原因はいくつかあります。
混ぜ方が足りない
生地を作る段階で混ぜ方が足りないと、仕上がりが粉っぽくなってしまいます。
多くは小麦粉の混ぜ方が足りないことが原因ですが、最初の段階でバターの練りが足りないことが粉っぽさの原因になっていることもあります。
寝かせが足りない
クッキーの生地は焼く前に冷蔵庫で寝かせる必要があります。
小麦粉の粘り成分グルテンの働きを抑えること、生地の材料をなじませることが目的です。
寝かせが足りないとなじみが悪く、粉っぽいクッキーになってしまうのです。
打ち粉をしすぎている
せっかく生地がうまくできても、成型の時に打ち粉をしすぎると粉っぽさが残ってしまいます。
焼きが足りない
クッキーの焼きが足りないと生焼けになり、粉っぽさを感じる仕上がりになってしまいます。
クッキーの生地を作るのってむずかしいんですね。
手作りクッキーを粉っぽくならずにうまく焼くコツは?
手作りクッキーが粉っぽくなってしまう原因はおわかりいただけたと思います。
それでは次に、粉っぽくならずに美味しい手作りクッキーを焼くコツをご紹介していきます。
生地をよく混ぜる
レシピ本や料理サイトには、
粉を加えたら練らないようにさっくり混ぜ合わせる、なんて書いてありますよね。
ゴムベラで切るように混ぜている写真も載っているよ。
ここであんまり混ぜすぎないようにしなきゃと思って、軽ーく混ぜるだけにすると粉っぽさが残ってしまう可能性が大です。
私もクッキーやケージに粉を混ぜる時に、何となくささっと合わせるだけにしていたのですが、お菓子作りの上手な夫が作るのを見ていたら、予想以上にしっかりと混ぜ合わせていたんです。
練り上げるわけじゃないけど、粉が消えるまでは切り混ぜる必要があります。
なので、仕上がりが粉っぽいと感じる場合はクッキーの生地に小麦粉を入れたら、思っている以上にちゃんと混ぜちゃってOKです。
さらに、混ぜる前に小麦粉類をふるっておくことで空気を含み、しっかり混ぜてもさっくりした仕上がりになります。
型抜きクッキーのように小麦粉の配合が多いレシピは、ベーキングパウダーを加えることで粉っぽさを減らすこともできます。
小麦粉はしっかり混ぜてるけどやっぱり粉っぽいんだよね~という場合は、バターの混ぜ方が足りないことが原因になっているかもしれません。
バターはクリーム状に白っぽくなるまでよく練り混ぜることで、空気を含んで他の材料と混ざりやすくなります。
また、室温が低すぎるとバターが固まって、生地も混ざりにくくなってしまいます。
バターや卵など、冷蔵庫に入っている材料を室温にもどしておくこともポイントです。
手作りクッキーの生地は、材料一つ一つを丁寧に混ぜてなじませることがコツなんですね。
寝かせるうちになじんでくる
生地のまとまりが多少悪くても、寝かせているうちになじんできて、まとまりがでてきます。
早く焼きたい気持ちを抑えて、レシピ通りにしっかり生地を寝かせるようにしましょう。
できれば最低でも30分から1時間は寝かせておきたいところ。
見るからにまとまりが悪い生地でも、ポリ袋に入れて圧をかけるようにまとめてしまうと案外ちゃんとしたクッキー生地に仕上がることも多いです。
焦らずに時間をとって生地を寝かせることが大事ですね。
打ち粉は基本的に使わない
手作りクッキーは基本的に打ち粉を使わないほうが、粉っぽくならずに美味しく焼けます。
型抜きクッキーで生地がベタベタしてしまう場合は、生地をしっかり冷やして固めてから型抜きするか、ラップの上で手早く型抜きするとうまくいくことが多いです。
型抜きするには柔らかすぎる生地になってしまったら、棒状にしてからカットしたり、手で成型したりと、型抜き以外のクッキーにしてしまうのも一つの手ではあります。
粉っぽさを出さないために、極力打ち粉を使わない方向でクッキーの成型をしてみてはいかがでしょうか。
それでもどうしても打ち粉をする場合には、強力粉を打ち粉として使うようにします。
強力粉は粒子が細かくさらさらしているので、生地についた粉を落としやすいからです。
軽く打ち粉をして型抜きしたら、余分な粉をできるだけ落としてから焼くことで、クッキーの粉っぽさを減らすことができると思います。
しっかりと焼く
生地も成型もうまくいったら、あとは生焼けにならないようにしっかりと焼いていきましょう。
クッキーの厚みが均等でないと、薄くて焦げてしまうクッキーと厚くて生焼けの粉っぽいクッキーになってしまいます。
全体的に厚みが出すぎないようにして、指定の温度でしっかりと焼き上げていきます。
とはいえ、焼き時間は室温やオーブンによって調節しなければなりません。
冷やしすぎた生地なら焼き時間をちょっと長くする、温度が上がりやすいオーブンなら短時間にするなど、様子をみながら焼いてみてくださいね。
オーブンにも癖があるから要注意です。
失敗知らずなホットケーキミックスもおすすめ
手作りクッキーが粉っぽくならないためのコツについてあれこれご紹介してきました。
でも、今回は絶対に失敗できない勝負クッキーを作らなければならない!だからいろいろ試しているヒマはないんだけど・・・というケースもあると思います。
そんな時には、ホットケーキミックスを使ってみることをおすすめします。
ホットケーキミックスには粉や砂糖、ベーキングパウダーが失敗知らずの配合で入っているため、お菓子作にも簡単に活用することができるんです。
クッキーにアレンジするレシピもたくさん出ていますので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
粉っぽい手作りクッキーをアレンジしてみる
すでに粉っぽい手作りクッキーが大量にあるんだけど・・・という場合には、アレンジして美味しく食べてみませんか。
混ぜてしまう
クッキーを細かく砕いて、チョコレート、クリームチーズ、アイスクリームなどに混ぜます。
アップルクランブル風
レンジでチンしたリンゴに砕いたクッキーを乗せると、イギリスのデザートアップルクランブル風になります。
手作りケーキの台に
砕いたクッキーを手作りケーキの台にリメイクしてみては?
そのまま食べても美味しいけどね。
終わりに
手作りクッキーが粉っぽくなってしまう場合の原因と失敗しないコツについてご紹介してきました。
簡単にできるイメージのクッキーですが、美味しく作るには案外奥が深いものですね。
コツをつかんで美味しい手作りクッキーを作れるといいですね♪