最近パン好きの間でブームになりつつあるのが、サワードウ種を使ったパンです。
サワードウってちょっと耳慣れない言葉ですが、一体どんなものなのでしょうか。
パン好きを自認する私としても非常に気になるところです。
そこでこの記事では、サワードウとは何なのかということについてその正体にせまってみたいと思います。
サワードウとはなに?
サワードウとは、パンの発酵種のこと。
小麦粉やライ麦粉を水と混ぜて野生の酵母と乳酸菌で自然発酵させる、ヨーロッパ伝統のパン種の一種です。
サワードウを使ったパンはサワードウブレッド、またはサワーブレッドと呼ばれます。
サワードウブレッドは、3000年以上の歴史を持つ原始的なパンの製法だと言われているんだそうです。
北ヨーロッパでは、古来からサワードウで発酵させたライ麦パンが食べられてきました。
ライ麦粉にはグルテンがあまり含まれていないため、イースト菌ではライ麦パンをうまく膨らませることができません。
イーストを発酵に使ったパンは、イースト菌が発生させた炭酸ガスをグルテンが包み込むことで膨らむ仕組みになっているからです。
そのため、ライ麦粉を膨らませてパンにするには、サワードウがぴったりだったんですね。
一方、アメリカではサンフランシスコのサワードウブレッドが有名です。
サワードウブレッドをくりぬいて、クラムチャウダーを入れた料理は有名ですよね。
サンフランシスコでは、アメリカのゴールドラッシュの時代からサワードウブレッドが主に食べられていました。
その時代の名残で、金鉱堀りのニックネームはサワードウといいます。
また、サンフランシスコに本拠地を置くNFLチーム、サンフランシスコ・フォーティーナイナーズのマスコットは、サワードウ・サムと呼ばれているんですよ。
サワードウって、長い歴史を持ったパン種なんですね。
サワードウ種を使ったパンの味は?
サワードウブレッドは、酸っぱい味とどっしりとした食べ応えが特徴です。
サワードウブレッドの酸味
サワードウ種は、発酵する時に乳酸菌から乳酸を発生させます。
そのため、サワードウブレッドは独特の酸味を持つ味になるのです。
ライ麦パンが酸っぱいのは、ライ麦の味だと思ってました(;^_^A
どっしりした食べ応え
サワードウを使ったパンは、イーストで発酵させたパンよりも膨らみにくいという特徴があります。
そのため、サワードウブレッドはどっしりとした食感になります。
ぎっしりとつまった食感の酸っぱいパンですね。
サワードウブレッドの食べ方のおすすめは?
サワードウブレッドは、酸味が嫌いでなければ、そのまま食べるのがおすすめです。
料理と一緒に食べてもいいですし、お好みのジャムやクリームチーズなどを塗っても美味しいですね。
よくかみしめることで、サワードウブレッドの乳酸発酵したうまみをじっくり味わうことができます。
私はそのままシンプルに食べるのが好きです(^^♪
酸味がちょっと苦手なら、軽くトーストするとクセがなくなるので食べやすくなります。
バターを塗ってから焼くと何枚でも食べられる美味しさに・・・。
そのままでも焼いても美味しいサワードウブレッド、ぜひ美味しく召し上がってみてくださいね。
サワードウバゲットにトンナートソースかけて、オーブンで焼いたもの
サワードウの酸味とトンナートソースの塩味とまろやかさが合う pic.twitter.com/Om1xgRb0PF— ヒビヤナイツ (@hibiyanights) June 8, 2020
梅シロップ→梅ジャム→サワードウ。 pic.twitter.com/qZgAdpdMmf
— Sourdough & Kitchen (@SourdoughKitch1) June 12, 2020
おわりに
サワードウとは何か、ということについてご紹介してきました。
まとめ
- サワードウとは、自然発酵させたパン種のこと
- サワードウブレッドは酸味とどっしりとした食感が特徴
- そのままでもトーストしても美味しく食べられる
たまに酸っぱくてぎっちりとしたパンが食べたくなるのですが、スーパーやコンビニにはなかなか売ってないんですよね。
今度美味しいパン屋さんにサワードウパンを買いに行きたいと思います♪