おうちの料理でもファミレスでもみんなが大好きなハンバーグ。
どんどん食べ進んで途中で気づいたら、ハンバーグの中が真っ赤だった・・・なんて悲劇もたまにあるもの。
特に子どもが知らないうちにほとんど食べちゃっていたら、かなり心配になってしまいますよね。
でも、生焼けのハンバーグを食べたからと言って必ずしも即アウトになるわけではありません。
今回の記事では、ハンバーグを生焼けで食べてしまった場合の対処法についてご紹介したいと思います。
ハンバーグを生焼けで食べた場合どうする?
ハンバーグを生焼けで食べてしまった場合、お腹を壊すこともありますが、何の症状も出ないこともあります。
今まさに嘔吐や下痢、腹痛などがかなりひどい場合は、病院に行くことをおすすめします。
けれども、まだ症状が何も出ていなければ、あまり神経質にならずにとりあえず様子をみてみるということで大丈夫だと思います。
生肉には細菌がついている可能性が高いのですが、一口でも食べたら絶対にあたるわけではありません。
私たちの体にも消化・殺菌力がありますし、食中毒を発症するには、サルモネラ菌なら1万~10万個ほどの菌が必要になるんだとか。
仮に食中毒菌を何個か口に入れたとしても、発症することはありません。
また、細菌以外に寄生虫の心配もあるかもしれませんが、今日本に流通している食肉は寄生虫の心配はないと言われています。
食あたりを起こすかは、ある意味ギャンブルのようなものなんですね。
生肉で食中毒を起こす主な細菌は、
- サルモネラ菌
- 腸管出血性大腸菌(O157)
- カンピロバクター
が知られています。
これらの細菌は、75度で1分間加熱することでほとんど死滅すると言われています。
もしハンバーグが生焼けで赤いように感じたとしても、75度以上で1分以上は加熱されている可能性があり、細菌感染は起こさないことも考えられます。
結局のところ実際に症状が出ていなれければ、病院に相談したとしても様子をみるように言われるだけですので、何でもないことを祈りながら過ごすしかないんですね。
消毒薬を飲みたくなりますけどね・・・(汗
食中毒・食あたりの症状が出るまでの時間は、早くて2~3時間、カンピロバクターは2~7日ほどです。
普通の食あたりであれば、食べてまもなく体調が悪くなることが多いです。
出すものを出してしまえばよくなるならいいのですが、症状がひどい時、長引く時は我慢せずに病院で診てもらったほうがいいでしょう。
特に、カンピロバクターは感染から数日たってから発症する食中毒菌ですので、生焼けのハンバーグを食べた日にちを記録しておいて、1週間くらいは体調に気をつけておくことをおすすめします。
お腹を壊さないといいですね・・・お大事に。
ハンバーグを生焼けで食べたのが子どもの場合は?
もし子どもが生焼けのハンバーグを食べてしまった場合、すでに腹痛、下痢、嘔吐などがある場合は、病院で診てもらうことをおすすめします。
子どもは大人よりも免疫力や消化力が弱いので、重症化しないように早めに受診すると安心ですよね。
でも、子どもにまだ症状が何も出ていないのであれば、まずは落ち着いて様子をみておきましょう。
生焼けのハンバーグ=食中毒、とは言い切れませんので、何でもないことも多々あります。
とりあず食後2~3時間たって大丈夫なら、第一関門突破です。
翌日以降に発症する可能性もありますが、1週間ほどの間に変わった様子がなければ心配しすぎなくて大丈夫だと思います。
ただ子どもの場合は、食あたりだと思ったらノロウイルスなどの感染症だった・・・なんてこともありますので、ご家族も感染しないように手洗いをしたり、トレイ掃除を徹底するなどで対策をとっておくといいかもしれませんね。
私の食中毒体験
生焼けのハンバーグではないのですが、私は実は胃腸炎や食中毒の常連でして、何度も苦しい目にあっているんです。
一番苦しかったのは、義実家でしゃぶしゃぶを食べた時です。
食後3時間くらいたって、なんだか気持ち悪いな~食べ過ぎかな~と思いながら義実家で寝たのですが、夜中に突然発症!
強烈な腹痛、下痢、嘔吐、寒気、発熱、動悸で、寝ても起きてもいられず・・・。
朝になっても全くよくなる気配がなかったため、救急病院へ連れて行ってもらいました。
細菌検査はしなかったのですが、何かの細菌による食中毒でしょうということで、薬をもらってきました。
その後、ちょっと悪いもの食べたかもという時には、早めに正露丸を飲んでお腹を消毒するようにしています。
あの時の苦しさは生涯忘れることができません(泣)
終わりに
ハンバーグを生焼けで食べたらどうしたらいいのか、ということについてご紹介してきました。
まとめ
- 腹痛などの症状がある→病院へ
- 症状なし→経過観察
- 生焼けハンバーグを食べても症状なしのケースも少なくない
食べてしまった後の心配ってイヤなものですよね。
あまり気にしすぎないように、おなかを壊さないことを願いましょう。
お大事に・・・